アリガト・ドール
Posted on 2011年2月27日 by 西野 公平
mTsurutaさんのブログで取り上げていただきました。ありがとうございます!
http://d.hatena.ne.jp/mTsuruta/20110227/1298757983
mTsurutaさんが言及していらっしゃるように、アリガト・ドールはアプリ内課金を使っていますが外部サーバーは使用していません。
マンガアプリ配信をしようとした時に問題になったことの一つは、サーバーのコストでした。
最初はアメリカンコミックの出版社がやっているように本棚の中に作品を並べてダウンロードしてもらう形を検討したのですが、それだとサーバーの管理、運営が必要になります。
私たちは出来るだけシンプルに、コストを掛けずに始めたいと思っていました。 アリガト・ドールは気に入った方、次回作が見たいと思ってくださった方にお金を払ってもらう後払い方式です。将来的にはきっと定着するとは思っていますが、現時点ですぐにペイするとは考えていませんでした。ですから今は我慢の時期・・・出来るだけコストを抑える必要がありました。それで仲間のプログラマさんにお願いして、すべてアプリ内部で完結するように工夫してもらったんです。
コストを掛けるなら声優さんを妥協しない・・とか、クオリティに関わることに使いたかったんです。こんな超わがままが出来るのも、個人でやっているメリットの一つですね。(笑)
時代は変わっていきます。
昭和の初めまで日本人は草履に和服でした。
電話にもテレビにもほんの少し前までダイヤルが付いていました。
つい最近までイデオロギーで戦争をしていましたが、今はお金の配分で戦争をします。
世界は変わっていきます。
常識は変わっていきます。
Wiki、Google、Apple、ネットが大きく世界を変えていくのを私たちは実感しています。
だから私たちは常識に囚われず、サイバーマンガの売り方を改めて考えみました。
作品を作って生活していくために最良の道は何なのか? その答えのひとつがアリガト・ドールです。
作品を見て気に入った方からお金をいただく・・・これが最も単純でわかりやすい課金の方法だと私たちは考えました。
これが正解なのかどうか、それは私たちにもわかりません。
でも新しいことを始めるなら根本からすべてを考え直さなければ・・・そう考えて私たちはアリガト・ドールの方式でサイバーマンガをリリースしました。 成功のためのポイントの一つは「パイを増やすこと」です。
読んでいただいた読者の中でもアリガト・ドールを買ってくださるのは一部の方です。
ですから出来るだけ多くの方に読んでもらう必要があります。
そのためにサイバーマンガは日本語以外に英語、スペイン語、中国語に対応しています。
もうおわかりですね。使っている人口の多い言語を選びました。かなりマジです。(笑) 歩みはのろいのですが、やっと英語のプレスリリースを作りました。
これから主戦場のアメリカに挑戦します!
P.S. どなたかアメリカ、ヨーロッパで影響力のあるiPhone、iPadの情報サイト。アニメ、マンガファンの情報サイトをご存じでしたらお教えいただけると助かります。一つずつ回ってプレスリリースを投下していこうと思います。